2014年12月19日星期五
がっつり系"黒船"バーガー、捲土重来の勝算
がっつり系"黒船"バーガー、捲土重来の勝算
日本のハンバーガー市場に米国発の“黒船”が再び襲来する――。
米国を中心にハンバーガー店「カールス・ジュニア」を展開するCKEレストランホールディングスは6月9日、早ければ1年以内にも日本で店舗を開くことを発表した。18年ぶりの日本への再進出となる。米国ならではのボリュームやプレミアム感を強調することで競合他社との差別化を図る構えだ。カールス・ジュニア
カールス・ジュニアは1941年に米国・カリフォルニア州で誕生した。「マクドナルド」や「バーガーキング」などに次ぐ米国5位のハンバーガーチェーンで、同国で約2900店舗を運営する一方、米国以外の30カ国で600店を展開している。
注文を受けてから調理を開始する点や100%ブラックアンガスビーフを使用した特大バーガーというところに特徴がある。鉄板焼きではなく、炭火焼きで調理をするのもユニークな点だ。18歳から34歳までの比較的若い男性を主な顧客ターゲットに位置づけており、日本での客単価は700~800円を見込む。
「高品質なバーガーが求められている」
カールス・ジュニアは1989年に日本に初進出を果たしたが、事業が軌道に乗らず、8年で撤退に追い込まれた。
CKEのマイケル・マーフィー社長は「今の日本の消費者は高品質なハンバーガーを求めている」と強調。ネッド・ライリー国際筆頭副社長も「アジアの中で日本のハンバーガー市場は最大かつ魅力的」と述べるなど、日本での事業運営に自信を見せる。カールス・ジュニア
日本ではフランチャイズ方式で展開していく方針で、加盟店については今後決めていく。時期は明言していないものの、将来的には1000店規模までの拡大を目標としている。同規模のチェーンとしては「スターバックス」や「サイゼリヤ」などが挙げられる。
とはいえ、日本でカールス・ジュニアが根付くかというとそう簡単でもなさそうだ。その理由の1つが、ボリュームを差別化材料としているところだ。
外食産業の調査を行っているエヌピーディー・ジャパンによると、ハンバーガー店を利用する15~29歳の男性が店舗選択をする際に「ボリュームがあること」を理由にする割合は、2011年の10.5%から2013年には7.0%まで減少している。一方、「料理の量がちょうどよい」と回答する割合は、7.0%から10.1%に上昇した。
つまり、日本の若い男性がハンバーガー店を利用する際、「ボリューム」を重視する傾向が弱まっているということだ。顧客ターゲットを若い男性と位置づけるカールス・ジュニアがボリュームをウリとしていくのは、現在の若い消費者のニーズと合致しているとは必ずしもいえないだろう。カールス・ジュニア
もう1つのハードル
さらに、健康志向の高まりも無視できない傾向だ。エヌピーディー・ジャパンの調査によれば、外食時に「つねに健康を意識している」「時々意識している」と回答した人の割合は2012年が62.5%、2013年は63.5%になったという(全世代が対象)。
実際、健康を意識した商品・マーケティング戦略を実践に移す外食企業も目立ってきた。
モスフードサービスが展開する「モスバーガー」では、4月から、これまで主流だった9時や10時という開店時間を7時に切り替え、朝食営業を強化した(SC内など一部店舗は除く)。早起きの顧客ニーズを狙うと同時に、商品面ではサケの具材をはさんだライスバーガーを投入するなど、シニア層や健康意識の高い消費者の取り込みを狙う。
ロイヤルホールディングスが運営する「ロイヤルホスト」も、4月からサラダを中心に添えたランチメニューの本格投入に踏み切った。モスバーガーと同様、健康を意識するシニア層や女性客を狙った商品で、順調なスタートを切ったという。
20年ぶりに日本に再上陸を果たすカールス・ジュニア。1号店がオープンすれば話題性もあり好調な出足となるかもしれない。ただ、健康志向が高まっている日本で、同社が掲げる1000店の展開というハードルを超えるのは容易ではない。単なる差別化ではなく、日本市場に適応した差別化商品を提供できるかが事業拡大のポイントになりそうだ。カールス・ジュニア
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