呉清源九段の１００歳「現役」祝う

呉清源九段の１００歳「現役」祝う 　「昭和の棋聖」の異名を取り、今年６月に１００歳を迎えた呉清源10+ 件（ごせいげん）九段を祝う会が７月２３日に東京都内で開かれた。ファン、日本棋院の棋士だけでなく世界最強女流棋士とされる弟子の●廼偉（ゼイノイ）九段（５０）も中国から駆けつけ大棋士の足跡を振り返った。呉清源 　１４歳で中国から来日。日本の強豪を次々と破った実績の中で特筆すべきものの一つが昭和１４年に始まった木谷実七段との「打ち込み十番碁」。この日は、囲碁史を飾る激闘といわれる名勝負の第１局を張栩（ちょうう）九段（３４）・小林泉美六段（３７）夫妻が解説。張は「自由に打っているようでバランスが取れている。（呉九段の）影響を受けていろいろ試している」と、時代を経ても色あせない打ち方であると語った。 　また、木谷門下で、史上最多のタイトル獲得７３期の趙治勲二十五世本因坊（５８）が、吉原由香里六段（４０）と記念対局を行った。趙は「（呉九段が）現役時代に２局打っていただいた。３０年ほど前“世界で一番強いのはチクンだ”と言ってもらったことで今の私がある」と感謝の言葉を述べた。呉清源 　この碁の解説役を任された林海峰名誉天元（７２）と大竹英雄名誉碁聖（７２）は「何十年も前から“１００歳になっても碁を打っている”と言っていたが、その通りになった」など、趙－吉原戦そっちのけで、呉九段の碁への思いにあふれる逸話を披露した。 　呉九段本人は来場しなかったが、「碁は世界平和に役立つと思います」とのメッセージを寄せた。呉清源 カナダグース 2015 カナダグース 店舗 カナダグース レディース 人気 カナダグース レディース 取扱店 カナダグース レディース ZOZO